コラム

Column

蹞訪 ~株式会社さかぐち・株式会社コムハウス 坂口 雄輝さん~

知人の社長様へインタビューをさせていただく「蹞訪」 第11回です。

第1回の「乳菓子屋株式会社 佐藤 憲史郎さん」はこちらから

第2回の「株式会社TAS ART 田崎 新二さん」はこちらから

第3回の「株式会社マスナガ 森 弘国さん」はこちらから

第4回の「株式会社アセット 國元 祐介さん」はこちらから

第5回の「ベトナムトレーディング株式会社 澤村 友里さん」はこちらから

第6回の「有限会社all-get 友口 賀南子さん」はこちらから

第7回の「鈴木電設株式会社 鈴木 健太さん」はこちらから

第8回の「株式会社CommuniT 金子 祐徳さん」はこちらから

第9回の「タケモトデンキ株式会社 竹本 雄一さん」はこちらから

第10回の「株式会社アドシン 光澤 陽介さん」はこちらから

 

「この人の話を聞いてみたい」と思った社長さんへ色々と質問をぶつけさせてもらい、そこから学びを得ていく企画「蹞訪」(きほう)。当社の企業理念でもある「蹞」(ひとあし)は、そういう小さな1歩を大事にしようという想いがありますので、「どうやって事業を成長させたか」というサクセスストーリーよりも、「明日からこれを自社でもやってみよう」と思える取り組みにフォーカスした記事にしていきたいと思います。

 

第11回目のゲストは、、、

第11回目には、株式会社さかぐち・株式会社コムハウス 代表取締役 坂口 雄輝さんにご登場いただきました。

 

<企業概要>

株式会社さかぐちは、1953年に、球磨郡多良木町で坂口さんの祖父が金物屋として創業されました。1959年に法人化し、今期で第68期を迎えています。現在は、建材を扱う「建材事業部」、新築・リフォームを手がける「あめいろ工務店」、パンや飲食の「オニオンズベーカリー」、そして今年1月にグループに加わった「コムハウス」の4事業を展開しています。従業員は現在、約50名です。

 

<従業員数>

株式会社さかぐち

 役員 5名

 社員 23名

 パート 15名

株式会社コムハウス

 役員 5名

 社員 14名

 パート 14名

 

<岡村との関係>

私が参加している「熊本イノベーションベース(KUIB)」でご縁がありました。それ以前にも弊社で補助金のサポートをさせていただいていたのですが、弊社取締役の溝口が担当していたこともあり、近いこともあり、直接的にお話をするようになったのはKUIBに入ってから、LALAというお互いの会社を訪問し合うコンテンツで同じグループになったあたりからですね。非常に勉強熱心で謙虚な社長です。伸びる会社の社長ってこうなんだろうな、と思っています。

 

 

お題:社員の採用に関して取り組んでいること

まずは代表取締役として事業承継をするまでを教えてください。

坂口 「2008年に大学を卒業して、新卒でトステム、現在のLIXILに入社しました。住宅に関わるメーカーで2年ほど勉強させていただいた後、2010年にさかぐちへ戻りました。祖父が創業し、当時は父が経営していた会社です。事業の視野を広げていくという背景もあり、後を継ぐために入社しました。ただ、正直に言うと、その頃から「会社をこう変えたい」という高い志があったわけではありません。実家がこの事業を営んでいて、自分が後を継ぐんだという気持ちで戻ってきた、というのが当時の感覚ですね。」

岡村 「事業承継をする前提で入社した当時はどんな会社でしたか?」

坂口 「2010年に入社した時はリーマンショックの後で、景気がかなり厳しい時期でした。当時の会社は建材の卸売が中心で、メーカーさんへの支払いが翌月に来る一方、お客様とは掛け取引なので、代金の回収に苦労することがありました。私自身も集金に苦労しましたが、それ以上に、当時社長だった父、今の会長が、手形の決済に向けて資金繰りに奔走する姿を間近で見ていました。仕事をして売上が立っても、支払いのためのお金を確保するのは別の難しさがある。その厳しさを実感しましたね。一方で、大学の同期たちは上場企業などに勤めて、安定した収入を得て、家庭を持ち始めていました。それを見て、正直『このままじゃまずいな』と思ったんです。最初は『後を継ぐために戻ってきた』という感覚でしたが、現実を見て、自分自身が会社のこれからを考えるようになりました。自分も安心して生活し、将来のことを考えられるようになるには、何を変えなければいけないんだろう、と考えました」

岡村 「そこから取り組んだのが、BtoCの住宅事業だったと?」

坂口 「既存の卸売事業だけに頼るのではなく、自分たちで事業の幅を広げる必要があると考えるようになりました。その中で取り組みたいと思ったのが、家を建てるお客様と直接向き合う、BtoCの住宅事業です。きっかけは、当時お付き合いしていたコンサルティング会社さんから届いたDMでした。それを見て、新潟県で建材事業から住宅事業へ進出し、成果を上げている会社さんを視察させていただいたんです。同じ建材屋さんが住宅事業に取り組んでいる姿を見て、『自分たちもこういう会社を目指したい』と思いました。その社長さんとは、今でもお付き合いさせていただいています。そこからは、見よう見まねですね。その会社さんの取り組みをお手本にしながら、コンサルティング会社さんにもかなり力を貸していただいて、住宅事業を始めました。最初から自分たちにノウハウがあったわけではありません。先に取り組んでいる方から学び、周りの方に支えていただきながら、一つずつ形にしていったというのが実際のところです。」

岡村 「住宅事業を始めてからは、順調でしたか?」

坂口 「最初の1年ほどは、かなり鳴かず飛ばずでした。建材の卸売でやってきた意識が抜けず、家の性能や商品の特徴ばかり説明していたんです。いわゆる「物売り」になっていて、他社と比較され、なかなか受注につながりませんでした。建材には関わってきましたが、自分たちで住宅をつくってお客様に届ける事業は未経験でしたので、本当に手探りでした。そこから各地の住宅会社さんを見学させていただく中で、家づくりの価値観はこんなにも多様なんだと気づきました。同じ材料を使っていても、どう組み合わせ、どんな暮らしを提案するかで、お客様にとっての価値は大きく変わる。その自由さに触れて、自分の感覚も変わっていきました。それからは、自分自身が大切にしてきた価値観と家づくりを結びつけて、お客様に提案するようになりました。そこから少しずつ、ご縁をいただけるようになったんです。また、中学からの同級生で、今は常務を務めている和田の存在も大きかったですね。和田が新たな出会いをつくってくれたことも、受注が伸びていくきっかけになりました。住宅事業では工事の進行に先立って代金の一部をいただけるため、会社の資金繰りも徐々に良くなっていったと、当時のことを父から聞くこともありました。」

岡村 「家づくりの提案に結びつけた、ご自身の価値観とはどんなものですか?」

坂口 「すごく身近なことで、自分が好きな音楽や洋服、車、趣味といったものですね。そういう『自分は何が好きか』という感覚が、家づくりにもつながっています。家は生活に必要なものですが、同時に、その人や家族の『好き』を表現し、楽しめるものでもあると思うんです。もちろん、安心して暮らせる住宅性能や、生活するうえで必要な条件は大切です。その土台があったうえで、家族が幸せに暮らすには、日々の『余白の時間』をどう楽しめるかも大事だと思っています。例えば、当初提案していた規格住宅には、薪ストーブがありました。その穏やかな火を眺めながら、好きな音楽を聴いたり、お酒を飲んだり、家族でゆったり過ごしたり。そういう時間には、数字では表せない価値があると思っています。モデルハウスでも実際に薪ストーブに火を入れ、お客様にその時間を体感していただいていました。一緒に火を囲みながら、どんな暮らしを楽しみたいかをお聞きし、喜んでいただけたことが印象に残っています。『この家で、自分たちらしくどんな時間を過ごせるか』。そこまで考えて提案することが、自分の好きなものや、大切にしてきた価値観からつながってきたと感じています。」

 

将来のビジョンをお聞かせください。

坂口 「入社してから12年後の2022年、36歳の時に代表取締役に就任しました。私たちの強みは、材料から設計・施工、その後の住まいの相談まで、家づくりを一貫して支えられることです。さらに、パンやカフェを通じて、家を建てた後の日々の暮らしにも楽しみや彩りを届けられる。そこが、今の事業のつながりであり、弊社らしさだと思っています。これからは住宅産業に関わる会社として、家づくりを軸にしながら、街づくりにも深く関わっていける会社にしたいと考えています。人口が減り、地域の規模が小さくなっていく中で、私たちが事業を営む県南エリアでも、街の将来を考える必要性を感じています。それでも、その土地に家を建て、暮らしていこうと決めてくださるお客様がいらっしゃいます。これまで家を建ててくださった大切なオーナー様もいらっしゃいます。その方々に、『この街に住んでよかった』と感じていただけるようにしたいんです。家の中が快適であることに加えて、街に出れば好きなお店がある、人と出会える場所がある、働く場所がある。そうした地域の魅力も、暮らしの幸せにつながると思っています。だからこそ、住宅だけでなく、店舗やオフィスなどの空間づくり、人が集まる賑わいの場づくりにも携わっていきたい。家づくりでいただいたご縁を、その後の暮らしや街の豊かさにつなげていける会社を目指しています。」

岡村 「12年も下積みというか、社長ではない時期があったんですね。私が法人化したのも2022年だったので、意外と社長歴だけで見れば同じくらいだったんですね笑 経営者になってから、考え方や行動が変わったことはありますか?」

坂口 「社員本人だけでなく、その家族や子どもたちの将来まで、強く考えるようになりました。母が子ども服のお店を営んでいて、昔からその商売を間近で見てきたこともあり、もともと子どもが好きなんです。今は、社員が大切にしているお子さんたちのことを、すごく気にかけています。その子たちが高校を卒業して、大学進学や就職など、次の進路を選ぶときに、経済的な理由で選択肢を狭めずに済むようにしたい。そのためにも、社員の給料を上げていきたいという思いが強くあります。そう考えると、私たちはどんな仕事をしていくべきなのか、そのために社員にはどんな行動を取ってもらう必要があるのか、というところまでつながってきます。社員と、その大切な家族の将来を支えられる会社にするために、今、何をすべきか。経営者になってからは、そうした視点で考えるようになりましたね。」

 

その将来像を実現するために、一番の課題は何ですか?

坂口 「一番の課題は、これからの会社や地域の将来を一緒に担ってくれる人材に入社してもらい、育てていくことです。私たちは毎年、新卒採用を行っていますが、若い方が都市部に集まる傾向を感じています。採用活動の中でも、勤務地が熊本市内ではないことが、就職先として選んでいただくうえでハードルになる場面は少なからずあります。人の流れそのものを私たち一社で変えるのは難しいかもしれません。ただ、その中でも、私たちの仕事や目指す将来に魅力を感じて、一緒に取り組んでくれる方との出会いをつくっていきたいですね。そして、入社してもらうだけでなく、その人たちが成長し、力を発揮できるように育てていく。採用と育成の両方が、目指す会社に近づくための大きな課題だと考えています。」

岡村 「素晴らしいですね! では、現在の採用活動について教えてください。」

坂口 「現在は株式会社さかぐちでは住宅事業で“営業”、“設計・コーディネーター”、“工務”、“広報”の4職種、飲食事業で“製造・販売”、建材事業で“営業”、“業務(配送など)”、“工事”の3職種を募集しています。 株式会社コムハウスでは、同じ職種カテゴリーで住宅事業と飲食事業の採用を行っています。選考プロセスは、コムハウスの飲食事業以外は全て同じです。まず、一次選考として履歴書、職務経歴書(中途のみ)、ポートフォリオ(設計・コーディネーターのみ)を提出してもらい、書類選考を行います。 配属先となる課の課長、部門の責任者と私の3名で確認し、面接に進んでいただく方を決めます。特に基準を言語化しているわけではないのですが、意見は一致することが多いですね。職歴の数や内容と、志望動機の整合性はチェックしています。」

岡村 「暗黙知、みたいなことなんですかね? 次のプロセスはどうなってますか?」

坂口 「二次選考となる面接は書類選考を行った配属先となる課の課長、部門の責任者が行います。何を話すかは部門ごとにお任せしていますが、終了後にどんな話をしたのか?どんな所が良かったか?などのすり合わせを行います。 この時に、面接を担当した2人から“話を深掘りしたようなエピソード”が出てきたら『お、興味を持って色々と聞いたんだな』と思いますし、表面的なエピソードだったら『特に深堀りするほど興味が持てなかったんだな』と思いますね。 そのような話を踏まえて最終面接に進むかを決めます。」

岡村 「なるほど笑 最終選考は役員での面接ですか?」

坂口 「最終選考は、私が1on1で面接を行います。必ず聞くようにしているのは『自分は運がいいと思いますか?』という質問です。もともと会長がよく聞いていたもので、私もそれを引き継いでいます。自分を運がいいと思えること自体もいいことですが、私が大切にしているのは、物事を前向きに捉えられるかどうかです。同じ出来事でも、どう受け止めるかによって、その後の行動は変わると思うんです。ですので、運がいいかどうかの答えだけでなく、なぜそう思うのかも聞きながら、その方の物事の捉え方を知るようにしています。仕事をする中で難しいことがあっても、前向きに向き合える方と一緒に働きたいですね。」

 

採用で大切にしていることや、求める人物像はありますか?

坂口 「一番大切にしているのは『お客様と一緒に幸せになりたい』と思える方かどうかですね。私たちは家づくりを仕事にしていますが、家を建てるだけで、お客様の幸せが実現するとは考えていません。お客様が望む暮らしを一緒に考え、形にするのはもちろんですが、実際の暮らしは家が完成してから始まります。その後も、私たちを選んでくださったお客様との関係を大切にしていきたいんです。例えば、オーナー様に向けた感謝祭や定期的なイベントも行っています。そういう場で、お客様との触れ合いを自分自身も楽しめる方と、一緒に働きたいと思っています。
もう一つは、素直さですね。そうしたお客様への思いと素直さを、採用では大切にしています。」

岡村 「とはいえ、人材不足の昨今でスキルや資格が必要な業種です。」

坂口 「以前、採用した方で、採用選考の段階で『この子はセンスがいいかもな』と思って採用したこともありましたが、結局は人間性をしっかりと見れていませんでした。残念ながら当社とマッチングせずに退職することになってしまい、それ以降は人間性重視で採用した方がいいな、と思うようになりました。」

岡村 「よく言われますよね。スマホだったら人間性やマインドがOSで、スキルやセンスはアプリケーションである、と。どんなに優れたアプリでも、OSが古いと動かないですからね。」

坂口 「例えば住宅の営業というのは、提案力も大事ですがそもそものプロダクトやブランドによって売れるかどうかが決まる側面もあります。その際に、『こういうスペックでは売れない、この価格では売れない』と考えるのか、『こういう家だったらお客様にとって価値があるよね』と考えるのかという、思考の違いは大きいと思います。後者の考え方が出来る方と、一緒に働きたいなと思います。」

岡村 「これまでに採用に関して実施されてきた取り組みについて教えてください。」

坂口 「正直に言うと、定期的に学生さんと出会う仕組みは、まだ十分につくれていません。2、3年前まではマイナビなどを活用して、合同説明会にも参加していました。ただ、ある年に、私たちのブースに学生さんがまったく座ってくれないことがあったんです。その経験から、大手企業と同じやり方で学生さんを集める難しさを感じました。そこからは、私たちに興味を持ってくださった方と、一人ひとり関係を深めていく方向に変わってきています。ありがたいことに、学生さんのほうからアプローチをいただき、毎年、新卒の方に入社してもらっています。ただ、今後はそうした出会いを待つだけでなく、こちらから継続的に接点をつくっていきたいですね。まだ準備段階ですが、来年からは定期的にインターンシップを実施して、仕事や会社の雰囲気を知ってもらう機会を増やしたいと考えています。」

岡村 「中小企業の戦い方ですよね。これはやって良かったな、と思う採用活動ってありますか?」

坂口 「採用を前提にしたインターンシップに参加している学生さんにお客様へのお引き渡しに一緒に参加してもらったことですね。お客様がなぜ私たちを選んでくださったのか、そして私たちがお客様とどんな関係を築いているのか。それを実際に見て、「これこそ自分のやりたい仕事だ」と感じてくれた学生さんがいました。その方たちは、今も社員として頑張ってくれています。一緒に働く中で、大切にしている価値観が合っていると、今でもすごく感じます。一方で、参加してもあまり心が動いていないように感じたり、「よかったです」という感想から先の思いが見えなかったりして、採用に至らなかったケースもありました。会社説明や面接だけでは伝わりきらないことも、お客様との実際の関わりを通じて伝えられる。そこでお互いの価値観を確かめられたことが、よい採用につながったと思っています。」

岡村 「素晴らしいですね。先ほどの質問で『これからの会社や地域の将来を一緒に担ってくれる人材に入社してもらい、育てていくことです。』と言われていましたが、採用だけではなく人事面からも取り組んでいることがあったら教えてください。

坂口 「営業として採用した人を、バックオフィス業務(総務や経理)に異動させたことがあります。 その人の強みを活かせたら、と思って決断したのですが、これは本当に良かったです。今ではバリバリやってくれていますし、非常に助かっています。」

岡村 「反対に『これは失敗だったな、、、』と思うエピソードがあれば教えてください」

坂口 「先ほどの話と近いのですが、出身校や学んできた内容を重視して、私たちと大切にする価値観が合うかどうかを、十分に確認せず採用してしまったことです。当初は、とにかく人に入ってほしいという気持ちが強く、採用で大切にすべき基準を緩めてしまったこともありました。ただ、どんな学校で何を学んでいても、仕事に対する思いや価値観が合っていなければ、入社後にお互いが苦労すると痛感しました。私たち自身、まだ組織や仕組みを十分に整えられていない部分があります。整った環境を期待して入社された方に対して、その現状や、自分で考えて動いてもらいたいという期待を伝えきれておらず、結果的に退職につながったこともありました。その反省から、今は会社のよいところだけでなく、弱みや整備途中の部分も率直に伝えています。そのうえで、私たちの価値観を理解し、これから一緒に会社をつくっていくことに納得して入社していただく。それを大切にしています。」

岡村 「社員の定着や成長のために、取り組んでいることはありますか?」

坂口 「特別な取り組みをしているというより、私たちが大切にしている価値観を、日々の中で繰り返し伝えています。例えば、何か問題が起きたときには、私たちが何を大切にしているのかを改めて伝えるようにしています。定期的な経営発表会でも、会社として大事にしていることを共有しています。また、朝礼では経営計画書を読むようにしています。そうした機会を通じて、会社が目指す方向や、大切にする考え方を確認しています。現時点では、そうした日々の積み重ねが中心ですね。」

 

 

 

熊本マーケティング研究所に対して一言頂きました。

岡村 「では、最後に何か弊社に一言いただければと思います。」

坂口 「その都度、人を募集するだけが採用ではなく、「仕組み」として考える視点は、私たちのような地方の中小企業にこそ必要だと思っています。私たち自身も、学生さんとの継続的な出会いづくりなど、これから整えていきたいことがあります。そうした企業の現状に寄り添いながら、熊本の会社が抱える人の課題を、一緒に解いていく存在として期待しています。」

岡村 「ありがとうございます。さかぐち・コムハウス両社の成長に負けないように、私たちも頑張っていきます。」

 

感想

インタビューのお願いを快く受けて下さった坂口さん。ちなみにイメージを持ってもらう為に送った過去のインタビュー記事を事前に見ていただいたのですが、まさかの想定問答集を作って臨んでくださいました。 過去11回で初めての出来事に驚きつつ、会社を成長させる経営者ってこうなんだろうな、と改めて思いました。 インタビューの途中でも『あー、言語化できてないですねー』などと自分に矢印を向けられていて、成長意欲というか、貪欲な姿勢でこちらも勉強になりました。本当にお話を聞けて良かったです。

ということで、非常にインタビューはスムーズに進みました。最後に少し雑談をしたのですが、実はゆっくりするのが好き、というのは意外でした。提供されているのが住宅ですし、カフェですし、経営者自身がゆとりを無くしてはいけないのかな、と勝手に想像しました。

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