コラム

Column

いつかKMLの講演会に森岡 毅さんを呼びたい!!

前回のコラムで「酸いも甘いも経験して人生経験豊富」と書きましたが、社長から「甘い時とかあったと?酸いも酸いもの間違いだろう」と訂正が入った、熊本マーケティング研究所の髙宗です。今回も日経MJで気になった記事を乗せたいと思います。

 

「胸キュン」で100万回再生連発

インスタ・ラインを活用している企業は多いと思いますが、今回、紹介する記事は恋活・婚活マッチングアプリ「タップル」がTikTok動画を用いて認知拡大に成功した事例を紹介します。

TikTok活用にいたった経緯

若者の利用を増やすために、「まだマッチングアプリをよく知らなかったり」「使うのを躊躇してたりする若者が多い」とこの2点が問題ではないかと考えました。問題を解決するために、ユーザー層が重なっているTikTokに多くの広告を出稿することで、恋愛に興味がある若者を獲得できると期待しました。結果として一定の成果を出すことができました。

 

会員の伸び悩み

TikTok広告で一定の成果はでましたが、その後、会員数は伸びずに悩んでいました。あらたなユーザ層の拡大を目指して。恋愛に現時点では、それほど興味を示していない、潜在顧客の掘り起こしが必要であると思いました。こうした層は広告を打っても届きにくいので、前段階として、まずは恋愛への憧れや関心を高める施策が重要であると考えました。デートに使えるグルメの店を紹介する動画などを企業のアカウントから毎日投稿していき工夫を重ねましたが、再生回数は伸びず、フォロワー数も伸びる見通しがたたず、壁にぶち当たりました。

 

恋愛総数を上げる=恋愛をしたくなる母数を増やすために

壁にぶち当たった「タップル」は企業アカウントを停止、専門家に相談して対策を練りました。TikTokは、ユーザーの視聴傾向をもとにお薦めの動画を次々と表示していくのが特徴であり。ユーザーが能動的に検索することなく、「見ない予定の動画を見てもらえるSNS」です。そのため、瞬時に若者の心を捉えられるテーマが鍵となります。恋愛に関する動画といっても多種多様とあるなか、再生数が多い動画のコメント欄をチェックして、「いいね」が多いコメントこそ大多数の若者が共感する、その動画が受けている「理由」として調べました。調べた結果、恋人同士が一緒に出演している「カップルアカウント」の人気があるとわかり。そこで「男女の幼なじみがルームシェアする」という、少女漫画にあるような胸キュンのシチュエーションを、ドラマ仕立にした「おさ活」というタップルの企業アカウントを再開しました。毎回異なるストーリーを30秒程度の短縮動画で投稿することで、思わず手を止めて見入ってもらえ次の動画を期待してフォロワーも増えていきました。

 

工夫した事

コンセプトがターゲットにはまり再生回数・フォロワー数が増えていくなか。共感を得るため、若者にとっては「日常にありそう」「友達にもいそう」という距離感の近さ。撮影をスマートフォンで撮影することで一般的な投稿と同じ感覚。「ユーザー視点の日常感」を演出するよう行ってきました。13本の動画投稿したうち100万回再生を超えた動画が3本と確実に結果が出てきています。制作者の今滝さんは、「毎回投稿の再生回数・視聴完了率・いいねシェアの数・コメントを確認している、特にコメントはヒントの宝庫だと思っている。丁寧に確認して、それぞれに、いいねを押して、ちゃんと見ていることを伝えるのが大切と思っている」この情報をもとに改善を行い。常にPDCAサイクルを回して、ユーザーの反応を見ていくことがTikTokのセオリーだとわかりました。

 

まとめ

今回はTikTokを活用して認知拡大が成功した事例を紹介しました。どんな新しい媒体でもPDCAサイクルを回していくことが大切です。仮説をたてPDCAサイクルを回していく、成功するためには近道はなく、1歩ずつ行っていくことが重要だと再認識しました。

 

日曜日の初耳学~森岡毅 熱血授業

MJから気になった記事を紹介するコラムですが、先日放送があった「日曜日の初耳学~森岡毅 熱血授業」を見て気持ちが熱く熱く!!なったので紹介したいと思います。 ※森岡毅=日本を代表するマーケターでUSJなどをV字回復させたなどで有名。

 

転ぶなら前向きに転ぶ

森岡さんの就職活動時代についての話で面接のとき、「日本海のサバ」と「太平洋のサバ」の違いがわかると豪語したら最終面接で2つのサバを出されてどっちか当ててみてと言われれてマジで人生ヤバいと思ったが逃げずに答えてたと笑い話のように話しをされていましたが「失敗してもいいとにかく前向きにやってみるそれが大切な経験に変わる」と自身の経験から伝えていました。

 

自分の特徴を自分で認められない

なりたい自分となれる自分が一致しないから、これで多くの人は人生に対してやる気がなくなっていってしまう。「自分はナスビなのにニンジンに憧れるどうしても無理である」要は、あこがれる人と自分の特徴が一致しないからそこに無理が発生するとのことです。森岡さんも最初に入った会社でシャンプーなどのパッケージを作っていましたが、「センスがない」と言われ続けてきました。人が何を感じるかなどの能力がなかったから、自分で無いもので勝負しても上手くいないと認めました。そこからセンスで勝負するのではなく得意な数学で分析することでやっとマーケティングができるようになった。「自分の特徴をどう磨いていくか」「自分の特徴に似た人がどう成功したかを知ることが大切」「自分の特徴を活かせる環境で勝負していくことが大切」とのことです。仕事を選ぶ時に、職種で選ぶのではなく職能で選ぶ、どの職能が自分の特徴を活かせるかこれが仕事を成功させるのに重要だとおっしゃっていまいした。

 

”自分の特徴・強み”を知るためには

”自分の特徴・強み”て何?て思う人も多いと思いますが、森岡さんは「自分の楽しかったこと・好きなことを動詞で考えればいい」と話しています。例えばサッカーが好きではなく、サッカーの作戦を考えるが好きと動詞のなかに自分の強みが隠れていると言っています。そして自分がやってみて楽しかった動詞を50個考えて3つの属性に分けることで強みがわかるとのことです。この3つのどの属性が1番多いかでどの職能に向いてるかわかります。

3つの属性とは、

Thihking(考える力) … コンサルタント・マーケティングなど

Communication(伝える力) … 営業職・広報など

Leadership(人を動かす力) … 経営者・管理職など

 

森岡さんはTとLが多かったとのことです。みなさんも1度、自分がどの属性か調べてみるのもおもしろいと思います。自分もやってみましたが、TとLが多かったです。今の職能に向いていて良かったとほっとしてます。

 

まとめ

今回、森岡さんの授業を紹介させてもらいましたが、後編が6月12日に放送されます。悩んでいる人・前を向きたい人はお勧めです!!せひご覧ください。ちなみにテレビを見た後テンション上がりすぎて走ったら携帯落として壊しました……みなさんテンション上がりすぎには注意して下さい!!

 

ぜひ見てください

森岡さんの授業の熱量を伝えられたかわかりませんが見ていない人はYouTubeを貼っておきましたので、ぜひ見てください。めちゃくちゃ感動します!!そういえばうちの社長も「TとLが多かった、森岡さんと一緒ばい」と言ってたので「さすが熊本の森岡と呼ばれる男たい」ともちあげておきました!!