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【圧倒的な結果を生み出す思考法】セミナーレビュー 

【圧倒的な結果を生み出す思考法】セミナーレビュー

今回は熊本創生企業家ネットワークさんの第4期 第45回例会にZoom参加させていただき、AthReebo(アスリーボ)株式会社 代表取締役 金沢 景敏 氏の講演「圧倒的な結果を生み出す思考法」を視聴させていただきました。

 

講演者:金沢 景敏氏

AthReebo(アスリーボ)株式会社 代表取締役

京都大学工学部出身、在学中はアメリカンフットボール部に所属。大学卒業後、2005年にTBS入社。スポーツ番組のディレクターや編成などを担当したが、テレビ局の看板で「自分がエラくなった」と勘違いしている自分自身に疑問を感じて、2012年に退職。完全歩合制の世界で自分を試すべく、プルデンシャル生命保険に転職した。入社1年目にして、プルデンシャル生命保険の国内営業社員約3200人中の1位になったのみならず、日本の生命保険募集人登録者のトップ0.01%しか認定されない「Top of the Table(TOT)」に3年目で到達。最終的には、TOT基準の4倍の成績をあげ、個人の営業マンとして伝説的な実績を残した。2020年10月、プルデンシャル生命保険を退職。人生トータルでアスリートの生涯価値を最大化し、新たな価値と収益を創出するAthReebo(アスリーボ)株式会社を起業した。
著書に『超★営業思考』(ダイヤモンド社)。

 

 

【圧倒的な結果を生み出す思考法】

本日のテーマ
①思考の変化
②圧倒的な量からしか質は生まれない
③自分のストーリーを語る
④目先の売上よりも、人生トータルの資産
⑤「影響力」を上手に扱う。

 

①思考の変化

テレビ局時代は傲慢だった。
33歳でプルデンシャルに転職したら、180度相手の態度が変わり、感謝することを覚えた。人が寝ている時に仕事する。断酒は現在も続けている。大学時代の逃げていた自分、意志が弱い自分を認め、自分がどうありたいかを明確にして、甘えを捨てた。自分の意志は弱いという前提のもと、自分の弱さを理解して「強制力」を働かせる。
一流アスリートも、自分の弱さを理解している。「こんな〇〇は嫌だ」の方がモチベーションが高まる仕組みを作って強制力を持たせるなりたくない自分を想像する。

 

②圧倒的な量からしか質は生まれない

効率化できる人は「無駄」を知っている人。プルデンシャル時代、歴代で一番人に会った。保険に入りたい人はいないので、とにかく数を増やす。人はいくらでもいるので会うことはできる。マインドとして10人声かければ1人は保険の話を聞いてくれる、悪い事はしていない、良い保険の商品を進めている。売れない営業マンは、断られたくないので「売れそうな人」にしか話をしない。

「売れる営業マンはまずは自分に売る。次に自分を売る。最後に商品を売る。」まずは自分が買う→自分に売れているからそこ、自分を売る→最後に商品を売る。質を高めるにはとにかく量。見込み客を増やす。契約後、または契約に至らなくても紹介をもらう。誰にでも出来ることを、誰よりも圧倒的にする。圧倒的な量をこなさないと無駄な事はわからない→効率化は出来ない。年収1000万円を得ようと思ったら人と同じことをしていても達成できない。

 

③自分のストーリーを語る

契約を取るには相手の感情が動かないといけない。相手の感情を動かすには自分のストーリと相手のストーリーを伝え、知る必要がある。そうすることでご縁が出来るやるべきことをやっていれば、何とかなる。

 

④目先の売上よりも、人生トータルの資産

商品力よりも人間力で選ばれることの方が多い。目の前のどうせやるならいやなことでも率先してやる。工夫する。自分がしたいことに結びつける。24時間をどう使うか。限られた時間をどう使うかをよく考える。人に迷惑をかけないことなら堂々とやる。自分が売るのではなく、ちゃんと伝える。その時は売れなくてもつながる時がある。
短期と中長期の車輪をうまく回す。目先の売上だけに囚われない。

 

⑤「影響力」を上手に扱う。

虎の威を借りるのも、親のすねかじりも大いに結構。怒りも内向きなモチベーションに変える。トップアスリートは悲観的なので最高な準備ができる。想定が深い。スイッチが大事。うまくいかないことは、これ以上うまくいかないことへの成功体験。

 

参加者からの質問

Q.20代の社員が働くにあたって必要なマインドは?

目の前に与えられたことを一生懸命やる。単純作業でも意味づけできる人間になる。スポーツは自分が勝つこと。ビジネスは目の前のお客さんを勝たせることが自分の勝利。

 

Q.次の見込み客を紹介してもらうコツは?

「紹介が欲しい」と正直に言う。それまでの信頼関係が大事。相手にとっての自分の優先順位を高めていく。

 

Q.自分の経験をどうやって社内に伝えているのか?

自分の当たり前と社員の当たり前は違う→働きかけ方を変えた。思いを伝える。社員に営業する。相手を承認するようになった。

 

Q.ライバルとの差別化は?

やってきたことを発揮する。結果を出すのではなく、結果を出る。

 

 

まとめ

「圧倒的な結果を生むためには、誰にでもできることを誰よりも圧倒的にする」という事を自身のストーリーに合わせて分かりやすく解説していただきました。金沢さんの講演の中で印象に残ったのは、テーマ④「目先の売上よりも、人生トータルの資産」の中で、やりたい事・やりたくない事など関係なく目先の事を一生懸命にする事。TBS時代にタバコの買い出し・弁当の発注など雑用と呼ばれる業務も前向きとらえて行っていたという事でした。タバコの買い出し一つでも誰がどの銘柄を吸うか把握して1カートン買っておくなど事前準備をしておいて買い出しを頼まれたときに、すっと差し出せる。お弁当の発注は、めんどくさがらずに自分が食べたいと思うお弁当を頼んで雑用でも自分事として楽しむ。雑用でも結果を出していくと信頼される人間になり、何かあった時に思い浮かぶ人間になる。

講演を聞いて圧倒的にすることの第一歩として、目標を設定したら「なりたくない自分」を想像し、まずは準備をしっかりとするところから始めようと思いました。

「できない理由を探す前に、一歩踏み出す勇気が欲しい。」

そんなときは、ひとりでは難しいことを伴走してサポートする熊本県のマーケティング会社「熊本マーケティング研究所」まで、お気軽にご相談ください。

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