コラム

Column

時流を読む~採用・教育について

ご挨拶

今年の4月から入社しました髙宗と申します。今年35歳で弊社の中では若手ですがなぜか1番老けて見えると言われています。(いや貫禄があるという事でポジティブに捉えていいのか)人生経験は弊社の中でも豊富!!(×が……)酸いも甘いも経験してこの度入社に至りました。結婚については弊社〇〇より相談に乗れますので是非!!

今後日経MJで気になった記事を取り上げていくのでよろしくお願いします。前職は飲食店経験が長く(九州のファミレスといえば〇〇に長年勤めていました)飲食・サービス・小売業に目がいってしまいます。「これを導入したらオペレーションが楽に」や「人の定着が」などを考えて読んでしまいます。なので今月は飲食店・サービス・小売業を中心の記事をのせたいと思います。

 

①DP(ダイナミックプライシング)変価球 離職も抑える

DP(ダイナミックプライシング)という言葉を最近耳にする事が多いと思いますが、今回は3件の成功事例を紹介します。            ※DP=需要に応じて価格を変動させる。

徳島県にあるオリガミキャリアデザインという会社がDPを導入した事で客単価・人員の定着に成功

 

①なぜ導入したのか
背景には美容業界からの離職率の高さと慢性的な人手不足からDPで美容室の需要を分散することが出来れば土日を休んだり、午後5時に退社といった働き方が可能となり働きやすい環境になると思い導入に至りました。

②対応策
開店時刻である午前9時のカットとカラーの値段を下げるなど朝は主婦層、午後は学生などをターゲット。気を付けた事は、施術10分あたり1000円という料金ラインを割らないように取り組み、安売りにならないよう気を付けました。

③結果
従業員も働きやすくなったと実感、同社では7割~8割が子を持つ美容師だがここ5年で退職した従業員はほとんどおらず、お客様も美容室の都合に合わせて来店される事で結果、客単価も向上して定着と売上の向上となりました。

居酒屋でも人手確保効果(ダイヤモンドダイニング)

 

①なぜ導入したのか
午後6時頃がピークとなる居酒屋にとってピーク以外の時間帯にどれだけお客様を呼び込めるかが課題の1つであり、特にまん延防止等重点装置の期間中は午後4時からオープンしていた為、早い時間の集客が課題でありました。

②対応策
午後4時~午後11時の間ドリンクが1時間事に基準価格より最大20%安く提供する取り組みを行いました。

③結果
4時台はほぼ1人の従業員で客席を対応していたが、早い時間帯からもお客様が来るようになり2人体制で対応出来るようになったことで、必要な従業員数も増え(収入を増やす為に)少しでも長い時間働きたい人の採用を出来るようになり、人員不足解消となりました。

サラダを販売する自動販売機にDPを導入で食材ロス削減(KOMPEITO)

 

①なぜ導入したのか
販売商品が「スモークサーモンとチーズの贅沢サラダ」など6種類のサラダを販売しており、消費期限はわずか2日と短く、自動販売機との相性があまり良くなかった。その為、DPを取り入れる事で、期限が短いというデメリットを補えると思い導入しました。

②対応策
AIセンサーを用いて商品の在庫・消費期限の管理をクラウド上で行う事を実施。AIセンサーが収集した情報をもとに、1時間事に価格を変動させる事で商品の完売を目指しました。

③結果
DPを導入した事で食材ロスも減り、運用の目途が立った事で2022年は50か所の運用をする予定との事。又、データ分析の精度を高める為、データ会社との連携も視野に入れており、自販機事に商品の最適な納品数を算出する事でさらに食材ロス削減に取り組む予定です。

④感想
今回DPについて3件の成功事例を紹介させて頂きました。採用・定着・食材ロスどれも大切な項目だと思います。自分も飲食店時代(特にコロナが流行した時)の採用では希望の収入と折り合いがつかず採用を見送る事が多々ありました。又、廃棄が出る商品を自腹で購入して食べていました。……1食でチキンドリア3個!!(大学時代から体重〇〇増加の一方です)と苦労した経験から仕組みを変える事も大切だと感じました。今回の成功事例は採用・定着・食材ロスをキーワードとしていますが、もう1つ注目する点は、単価を下げた事で客数が伸びて売上が向上したという事だと思います。売上=客数×客単価ですが、客単価を下げる事で売上が下がるわけではなく、客数増加で売上が上がったという事も注目する点だと思います。

 

②教育にVR(仮想現実)導入

タブレットなどを用いて動画教育など取り入れている企業も多いと思いますが、さらに上のVRを用いての取組事例を紹介します。

今春イオンリテールVR導入により人材育成で競争力を高める

 

①なぜ導入したのか
小売大手の従業員教育は多くが現場事のOJTや大規模な研修などで成り立ってきました。ただ、OJTも指導者側のスキルや教え方で指導の差が大きく、又コロナの影響で多くの人を1か所に集める研修も難しくなっており教育体制の改革が急務となってきました。

②対応策
インスタVRの導入、レジ業務や商品の品出しなど幅広い業務に対するコンテンツを作り、VRで仕事のポイントや手順などを学べるようデジタル活用の強化を行いました。

③教育状況
実際に手を使って流れを学ぶこともできる為、仕事はより理解しやすくなったと従業員から好評を得ており、業務の中身や意義を効率的に伝える事が出来る為、従業員のモチベーション向上につながっています。

④感想
教育について飲食店時代は特に力を入れていました。入り口は広く教育でリカバリーと言う思考でした!しかしコロナの影響で集客がない中のOJTは難しかったと記憶しています。このVRの導入は非常に良い事例ではないかと思います。動画を教育に取り入れている企業が多くあると思いますが、さらにデジタル化を進める事でより教育水準が高まるのでは思います。

 

③そのガチャ当たり……なの?

最後の記事はちょっと色合いを変えた記事の特集を紹介したいと思います。(文章構成も変えています)

おじさんの証明写真ガチャ 1度に20回課金する猛者も発生!!

 

タイトルを見た瞬間「どういう事!!」と引き込まれました。おじさんの証明写真なんて要らないと思いますが……流行っているみたいです!!

流行っている理由としてSNSの投稿で話題を呼び若者中心に、人気に火が付いたとの事です。この流行った理由が面白くて、用途を見いだせない「訳のわからなさ」が好奇心をくすぐり「ネタ消費」としてSNSや会話のネタとして盛り上がっているとの事。(おじさんの証明写真での会話って何!!と思いますが笑)実際に男子高校生がカプセルを手にして「とってもうれしいです!」満面の笑みをこぼして帰っていく景色が続出しています。

企画者の寺井さん曰く「盛る・映えるとはまったく無縁の証明写真を商品にした所に真新しさがあった」と語っています。今後もユニークな商品は「ネタ消費」欲をかきたたせる為、SNSで注目を浴びていくとの事です。

マーケターとしてproductとベネフィットを考えさせれらる記事でした。顧客の目線をどう考えるか参考になりました!!「マーケターとして勉強していますよ」と社内に対してアピールする場として記事を載せました。(まずは社内から1歩ずつ信頼を前進させます)……経営理念を都合良く使うなと怒られるかもしれませんが……

 

まとめ

というわけで日経MJで気になった記事をまとめてみました。今回は飲食・サービス・小売業を中心に記事を載せましたが、他業種に渡り記事を書いていきますのでよろしくお願いします!……ついでに頑張っていますアピールもしていきます。