開催概要
日時 : 2026/9/12(土) 10:30~12:30
会場 : 熊本市現代美術館 会議研究室
内容 :広告費ゼロで認知を広げる!「プレスリリース」作成術
講師 : 竹田 浩一(ムーンムーン株式会社 代表取締役)
当日の内容
1.広告とPRの違い
2.PRの効果
3.メディアが求めるニュース性とネタ作り
4.効果的なプレスリリースの作り方
5.プレスリリース作成ワーク
【講師プロフィール】
ムーンムーン株式会社 代表取締役
熊本発の快眠グッズメーカー、ムーンムーン株式会社代表。自身が長年悩んでいた睡眠障害を「光で起きる」という発想で克服したことをきっかけに、光目覚まし時計を開発・販売する同社を設立。睡眠改善インストラクターの資格を活かし、大学や企業向けの睡眠講座も開催。テレビ・雑誌など多数のメディアで睡眠の専門家として紹介されている。
◎広告と広報について
「PRしてください」という言葉を日常的に使いますが、本来のPR(パブリックリレーションズ)とは、プレスリリースなどを通じてメディアにニュースとして取り上げてもらう活動のことです。
広告と比べたとき、PRには明確な優位性があります。
■ 広告(Advertising)
費用を払って広告枠を買い取り、自社で情報を発信するもの。情報を自由にコントロールできる反面、「企業が自分で言っている」という受け取られ方になるため、消費者に読み飛ばされやすく、信頼度も高くなりにくい傾向があります。広告費・制作費が必要なため、コストも高くなります。
■ PR(Public Relations)
メディアが「ニュースとして価値がある」と判断した情報を、記事・番組として発信するもの。消費者はメディアを信頼して見ているため、同じ情報でも受け取られ方が大きく異なります。費用は人件費程度で済み、コストパフォーマンスに優れています。
◎PRの効果
PRによるメディア露出の効果は、売上向上にとどまりません。
・売上向上:メディアへの露出が積み重なることで、認知度と信頼度が高まり売上に直結する。小さな記事でも「掲載実績」として二次利用できる。
・人材採用:「良い会社」というイメージが先行し、採用に困らなくなる。
・社会的信用の向上:メディア実績が信頼となり、BtoB営業や大手企業からの提携オファーにつながる。
・社員のモチベーション向上:社員やその家族がメディア露出を喜ぶことでエンゲージメントが高まる。
◎メディアが求めるニュース性とネタ作り
「新商品が出ました」だけでは、メディアはニュースとして取り上げてくれません。メディアが求めるのは、公共性・地域性・新規性・季節感・面白さといった「ニュースとしての価値」です。
重要なのは切り口の工夫です。
・社会トレンドとの連動:「睡眠の日(9月3日)」に合わせて睡眠関連商品を発信する、厚労省の睡眠指針改定のタイミングに乗るなど、時流と自社情報を結びつける。
・季節性:ゴールデンウィークの旅行シーズン、梅雨の睡眠特集など、季節イベントに絡めてネタを作る。
・公共性・社会貢献性:子どもへの教育、地域のQOL向上、経営者支援など、「社会的意義」が伝わるとメディアに採用されやすくなる。
・地域性:「熊本初」「熊本発」というフックは、ローカルメディアに刺さりやすい。全国メディアより採用されやすく、かつ経営者層へのリーチなど効果も高いローカルメディアから攻めるのが現実的な戦略です。
どんな会社にもニュースはあります。自社の「当たり前」が、他者から見ればニュースになることは珍しくありません。日常からアンテナを張り、ネタをメモしておく習慣が大切です。
ワークショップ
プレスリリース作成ワークを行いました。
プレスリリースの基本はA4一枚。多忙な記者が3秒で判断するため、「尖った見出し」と「目を引く写真」が命です。
◆ポイント
・見出し(タイトル):何がニュースなのかを一目で伝えられる表現を。タイトル=見出しとして意識する。
・写真:大きく、インパクトがあるものを。写真で興味を持ってもらってから本文へ誘導する。
・本文:「誰が・いつ・どこで・何を・なぜ・どうやって」を簡潔にまとめる。
・連絡先:担当者の携帯番号やメールアドレスを明記し、いつでも対応可能であることを示すと採用率が上がる。
送付方法はメール・FAX・郵送・直接持参など様々です。送ったリリースがすぐに採用されなくても、ストックされ半年後に連絡が来ることもあるとのこと。竹田さんが出演された「マツコの知らない世界」への出演も、半年前に送ったリリースがきっかけだったといいます。
最初は週1回など無理やりでもネタを作り、継続的に発信すること。その積み重ねが「メディアウェーブ」を生み出します。

まとめ
今回のPromotion実践編では、広告費をかけずに認知を広げるPR(プレスリリース)の実践的ノウハウを、豊富なメディア露出実績を持つ竹田さんから直接学びました。「どんな会社にもニュースはある」
大切なのは、その価値に自分たちで気づき、メディアが求める切り口で発信し続けることです。まずは自社の「当たり前の強み」を掘り起こすところから始めてみてください。次回は弊社取締役の溝口が【課題を解決するプロダクトのあれこれ】と題して商品や製品の背景にあるユニークな逸話を紹介します。ぜひご参加ください!
次回予告
次回のワークショップセミナーは、以下の通りです。
【タイトル】
課題を解決するプロダクトあれこれ
【講師】
溝口 敏博(株式会社熊本マーケティング研究所)
【日時】
2026/10/22(木)19:00~21:00(開場18:45)
【お申し込み】
こちらの「ワークショップセミナー申し込みフォーム」よりお申し込みください。
