コラム

Column

チャネルの整理で売上を伸ばすワークショップセミナー振り返り 2026/6/20(土)開催

開催概要

日時 : 2026/6/20(土) 10:30~12:30
会場 : 熊本市現代美術館 会議研究室
内容 :チャネルを整理する思考法~数字で見る、売れる接点の見直し方~
講師 : 岡村 洸斗(株式会社熊本マーケティング研究所 代表取締役)

 

当日の内容

1.自社のチャネルを整理する(1) 物流と商流を分けて考える
2.ワーク(1) 自社の商品・サービスの物流/商流/価格設定を整理しよう
3.自社のチャネルを整理する(2) 数値化による既存チャネルの棚卸
4.ワーク(2) 自社のチャネルを数値で見直そう!
5.既存チャネルの振り返り
6.ワーク(3) 自社のチャネルを数値で見直そう!
7.チャネルマップ作成
8.ワーク(4) チャネルマップを作成してみよう!
9.チャネルの選択と集中

 

◎物流と商流を分けて考える

チャネルを整理するうえでまず押さえておきたいのが、「物流」と「商流」の違いです。
物流 :商品(サービス)が企業から消費者に届くまでのプロセス
商流 :商品・サービスの対価が企業に届くまでの流れ
この2つは混同されがちですが、チャネルによって全く異なります。
例えば、レストランの自家製ドレッシングをレジ横で販売する場合、物流も商流もシンプルです。製造してそのまま店頭で手渡し、代金も直接受け取るため、価格設計に含める要素は「製造原価+自社の利益」だけで済みます。
一方、同じドレッシングをECサイトや小売店で販売しようとすると、決済手数料・発送料・卸業者のマージン・小売店の利益….と、価格に乗せるべきコストが一気に増えます。チャネルが変われば、物流・商流・価格設計もすべて変わる。4Pの連動性が重要なのは、まさにここにあります。

 

◎数値化による既存チャネルの棚卸と評価

「なんとなく使っているチャネル」を客観的に見直すために、今回は数値化という手法を使いました。
まずはチャネルの棚卸しとして、各チャネルを以下の指標で整理します。
接触頻度 :そのチャネルで月間何人の顧客と接点があるか
購入率 :接触した顧客のうち、実際に購入した割合
売上貢献度 :全体の売上のうち、そのチャネルが占める割合
棚卸しで現状が見えたら、次はチャネルの評価です。棚卸しで整理した各チャネルについて、以下の観点でその質を見極めます。

費用 :そのチャネルを維持するためにかかるコスト
手間・工数 :運営に必要な労力
利益率 :そのチャネルで得られる利益の割合
集客難易度 :新たな顧客を呼び込むことの難しさ

優良チャネルとは、費用・手間に対して販売効率(売上・利益)が良いチャネルのことです。棚卸しと評価をセットで行うことで、「売上は立っているが実は利益が薄い」「手間がかかっているのに貢献度が低い」といったチャネルの実態が浮き彫りになります。

 

◎チャネルの選択と集中

チャネルマップが完成したら、次は空白地帯を読み解くステップです。
接触頻度は高いのに購入率が低いチャネルがあれば、購入率を上げる施策を検討できます。利益率は高いが手間がかかるチャネルがあれば、工数削減の方法を考えることができます。また、競合が取り組んでいて自社がまだ手をつけていないチャネルに気づけることもあります。
重要なのは、すべてのチャネルを均等に強化しようとしないことです。優良チャネルにフォーカス(集中)し、効果の薄いチャネルは思い切って手放す(選択)。
この「選択と集中」の発想がチャネル改善の核心です。

 

ワークショップ

ワーク①:自社の商品・サービスの物流/商流/価格設定を整理しよう
現在販売している商品・サービスについて、物流の流れと商流の流れをそれぞれ書き出し、チャネルごとに価格設計の要素を確認しました。
ワーク②:自社のチャネルを数値で見直そう(棚卸し)
各チャネルの接触頻度・購入率・売上貢献度を書き出し、数字として整理しました。「なんとなく」使っているチャネルを客観的に見直す機会になりました。
ワーク③:自社のチャネルを数値で見直そう(評価)
棚卸しした数字をもとに、費用・手間・工数・利益率の観点でチャネルを評価し、優良チャネルと改善が必要なチャネルを仕分けしました。
ワーク④:チャネルマップを作成してみよう
縦軸・横軸を自社に合わせて設定し、チャネルをマップ上に配置。空白地帯や改善余地を視覚的に把握しました。
ワーク⑤:チャネルマップの空白地帯を埋めてみよう
時間の関係で持ち帰りのワークとなってしまいましたが、接触頻度・購入率の改善、優良チャネルへの集中、まだ取り組んでいない新たなチャネルの検討など、自社のチャネル改善のアイデアを考えるための宿題として持ち帰っていただきました。

 

 

まとめ

今回のPlace実践編では、チャネルを感覚ではなく「数字」で整理・評価する思考法を学びました。物流と商流を分けて考えることで価格設計の全体像が見え、各チャネルを数値化することで強みと課題が明確になります。そしてチャネルマップで可視化することで、選択と集中の判断がしやすくなります。自社だけではなかなか整理できないという方は、ぜひ弊社スタッフにご相談ください。次回のセミナーはZOOTRIPPER代表の野田さんに講師をしていただきます!!面白い講義になると思いますのでぜひご参加ください!

 

次回予告

次回のワークショップセミナーは、以下の通りです。
【タイトル】
混沌としたAI時代にしぶとく生き残るためのPrice戦略
【講師】
野田 陽介(ZOOTRIPPER 代表)
【日時】
2026/7/4(土)10:30~12:30(開場10:15)
【お申し込み】
こちらの「ワークショップセミナー申し込みフォーム」よりお申し込みください。