コラム

Column

KMLの制度紹介 ~個人ビジョン~

こんにちは!
最近、以前に増して「みかんが食べたい」「頭から食べるお魚さん(ししゃも)が食べたい」等、食に対する意志が強くなってきている娘。余裕がある時にだけ言ってほしいという親都合な言い分は飲み込んでおきます。
さて、今日は入社後全員が作成している「個人ビジョン」について書いていきます。この個人ビジョンとは、一言で言うと「10年後から逆算する自分専用ロードマップ」です。

 

迷ったときに立ち戻る場所

日々の業務に追われていると、ふと「自分はこのままでいいのかな?」と不安になることは誰にでもあるはず。そんな迷いや不安を感じた際、それを抱えたまま走るのではなく、自分の足元と未来を見つめ直し原点回帰できるものがKMLにはあります。それが「個人ビジョン」。KMLで入社時に必ず作成し、自分自身の人生と仕事の指針となるものです。

 

10年後から“逆算”する

この個人ビジョン作成でユニークなのは、仕事の話だけで終わらないところ。「10年後、どんな場所に住んで、どんな顔で笑っていたいか?」「収入や家族との時間は?」といった、プライベートも含めた10年後の人生のゴールをまず設定します。そこから「じゃあ、5年後にはどのくらいのステップにいたい?」「3年後にはどんなスキルが必要?」と、現在に向かって時間をさかのぼりながら、今の自分に必要なピースを埋めていく作業を行うのです。
「目標から逆算して、今やるべき最善を考える」というのは、マーケティング会社である私たちの得意分野。これを自分自身の人生にも当てはめてみることで、自分の理想に到達させるためには、具体的に今どんなことを行うべきかがはっきりしてくるのです。

 

代表との共有で生まれる安心感

作成したロードマップは、年に1回更新し、代表と共有します。 このコラムを書いているまさに今、今期1年の振り返りをして来期に向けての個人ビジョンの作成をしているところです。もうすぐ半期に1度の個人面談です。どきどき
ただ、この個人ビジョンは決して目標を管理するためのものではなく、代表が一人ひとりの人生と仕事に対する指針を理解しておくためのものです。「今はキャリアを爆速で築きたい時期なんだな」、「今はプライベートの基盤を固めながら、着実に力を発揮したいモードなんだな」、と代表が個々の目的地と現在地を知っているからこそ、その時のその人を把握し理解できる。もちろん会社としての目標もあり、社員全員で追います。これは企業に勤める一人として当然のことです。ただ、会社の目標とは別に、この個人的な人生と仕事に対する目標を共有し受け止めてもらうことで生まれる「尊重されている安心感」は実際に私も感じるところであり、その空気感はチーム全体にも波及していると感じています。

 

目指すはサステナブルな循環

私たちは、マーケティング思考によるサポートで豊かな中小企業を創出し、中小企業の成長によって魅力ある地方都市を創造することをMissionに掲げています。そのためには、まずそこで働く私たち自身が、自分の人生を豊かにできていることが大切だと考えています。
1日8時間勤務として、1日の1/3は仕事をしている状況。仕事は人生の大半を占めます。日々の業務が自分の描いた10年後の笑顔に繋がっていると確信できれば、仕事はもっと自由で、もっと豊かになれるはず!自分自身の人生を大切にすることが、結果としてお客様や地域社会に良い価値を届け続けることになる。そんな持続可能でポジティブな循環も目指しています。(竹中のコラムに頻出する「SDGs」。笑)

 

会社の想いと個人の想い

KMLのValueは「蹞」(ひとあし)。その中には、「一歩目に戻って考える」というものがあります。個人ビジョンはまさにその戻ることができる“一歩目”。「自分はこのままでいいのかな?」 冒頭で触れたそんな小さな迷いが生まれたとき、立ち戻れる場所です。
(KMLのValueについてはこちら ⇒ 蹞歩 ~KMLのValueとは?~
10年後の理想から逆算して作った自分だけのロードマップがあるからこそ、私たちは今やるべきことに集中し、納得感を持って進むことができます。会社という場所を、単に給料をもらうためだけの場所ではなく、「自分のビジョンを叶えるためのプラットフォーム」として、今日も私たちは、それぞれが描くロードマップを基に業務に臨んでいます。
1月から弊社は新しい期が始まります。来期に向けて、また一生懸命頑張ります!来年も熊本マーケティング研究所をどうぞよろしくお願いいたします!