コラム

Column

ものづくり補助金(15次締切)の採択結果

ものづくり補助金「第15回受付締切分」の採択結果発表

「ものづくり補助金」の「第15回受付締切分」の採択発表がありました。

今回のものづくり補助金には5,694事業者が申請し、採択は2,861事業者と、採択率が50.2%でした。

第1回からの採択率を振り返ってみます。

第8次以降~第13次では約60%前後の採択率でしたが今回の第15次では50.2%まで採択率が低下しています。

 

熊本マーケティング研究所の採択率

ちなみに、今年度に入って弊社でお手伝いさせていただいた事業者様は全部で4社あり、そのうち2社が採択されました。4社のうち3社は新規応募、1社は1度ものづくり補助金の採択を受けたことがある企業で、採択を受けたことある企業は減点対象となるなかで採択を目指しましたが残念ながら不採択となりました。2回目の採択を受けるにはなかなか難しいと痛感しました。申請内容には自信があったのですが……

なお、弊社がサポートした事業者さんの業種としては
・飲食店
・製造業
・歯科技工所
・入浴施設
となっています。ものづくり補助金は設備導入にかかる費用の2/3が補助されますので、生産性を高めるための前向きな設備投資を予定されている事業者さんにとっては非常に使い勝手がよい補助金となっています。

今回採択された事業者の方もオリジナルシャンパンのラッピング作業や看板の板のカットの生産性を高めるための設備導入のためにものづくり補助金を活用されました。皆さんも現在手作業で行なっており、設備を入れることで自動化を図り生産性を高めたい場合はものづくり補助金の活用を検討しても良いと思います。

 

ものづくり補助金とは

そもそも「ものづくり補助金」とは経営革新のための設備投資等に使える補助金です。
中小企業であれば補助率1/2、小規模事業者であれば2/3が補助されます。
また補助上限金額も申請する枠によりますが、750万円~5,000万円と非常に魅力的な補助金です。
近年の実績を見てみると、各募集回でおおよそ4,000~5,000件の申請数に対して、約50%近くが採択されています。
金額にすると毎回150億円~200億円が補助されているようです。
2020年~2022年までの各募集回の採択数・採択率は過去コラムにまとめていますので、気になる方はご参照ください。

 

 

申請に必要な書類は?

補助金は誰でももらえるわけではなく、申請が必要です。申請するには様々な書類を揃えて提出しなければなりません。
当然、事業者さんがご自身で必要な書類を揃えて提出することもできるのですが、補助金に慣れていないとけっこう大変です。
いわゆるお役所仕事というイメージでしょうか。
心当たりがある方も多いかもしれませんが、役所から書類を発行してもらう際にこんなことを経験されたことはありませんか?

いろんな部署をたらい回しにされてやっとの想いで書類を作成して提出したら、役所の担当者から重箱の隅をつつくように間違いを指摘され、何度も書き直して提出する。

補助金もまさにそんな感じなのです。
提出期限が決まっているので、一度提出して不備がある場合は審査すらしてもらえません。

 

 

どんな事業計画が必要?

申請に必要な書類をただ書類を揃えて提出するだけではなく、魅力的な計画になっているかどうかを審査されるので、「事業計画書の質」が問われます。
補助金をもらうためには要件を満たす必要があるのです。
しかも、その要件は難しい言葉が並んでいます。

ものづくり補助金では
・事業者全体の付加価値額を年率平均3%以上増加
・給与支給総額を年率平均1.5%以上増加
・事業場内最低賃金(事業場内で最も低い賃金)を地域別最低賃金+30円以上の水準にする
というのが必須条件となっていますが、まずそれぞれの言葉の意味をしっかりと理解しなければなりません。
(付加価値額とか聞きなれない言葉ですよね?)

また当然、国からお金を補助されるのでいい加減な事業計画では補助されません。
取組む事業がどれだけすばらしいかを、多角的に説明する必要があります。
数字的な根拠や市場動向・分析などロジカルな側面は当然のこと、感情に訴える部分も交えながら事業計画書に落とし込まないと補助金はもらえないのです。
なので、補助金はだれでももらえるものではなく、毎回申請数の半数の事業者さんしか補助金はもらえないのです。

 

 

どのような経費が補助できる?

では、ものづくり補助金ではどのような経費が認められるかを見ていきましょう。
基本的には設備導入に係る費用とそれに関連する費用が対象経費となります。
また経費によっては「補助対象経費の1/2・1/3・1/5」までしか認めないという制限がありますので注意が必要です。

 

どういう観点で審査される?

「どんな事業計画が必要?」でも記載していますが、補助金は全国から提出された各事業者さんの申請書を審査して点数によって採択・不採択が決まります。
審査されるポイントとしては、審査項目と加点項目があります。

審査項目は、それぞれの項目に沿った内容が記載されていて、かつ妥当性が高いと見られるかどうかで判断されます。
加点項目は条件を満たしていれば点数がプラスになるので、加点項目が多ければ多いほど有利になります。

申請数が多い補助金では、採択・不採択のボーダーライン上では数十~数百の事業者が団子状態になっていますので1点の差で採択され、1点差で不採択されますので、審査項目を沿った事業計画書と加点項目はとても重要となります。

 

 

次回応募の締切

現在はものづくり補助金は16次締切になります。
申請書の提出締切が2023年11月7日(火)となっています。申請締切にはまだまだ時間がありますので、設備導入を計画されている事業者さんはぜひチャレンジしてもらえればと思います。

 

まとめ

過去にご自身で補助金の申請書を作成して提出してみたけど、ことごとく不採択になった経験のある事業者さんから、ご相談を受けることが多々あります。補助金の申請書を作成して採択されるにもテクニックが必要と実感していいます。熊本マーケティング研究所ではものづくり補助金をはじめ設備投資に関する補助金の実績も多くありますが、せっかく補助金が活用できるのであれば、申請書作成をアウトソーシングするという考えも一つかなと思います。
熊本マーケティング研究所では補助金を活用したい事業者様からのご相談も承っております。

>>ものづくり補助金総合サイト