【2025年度ワークショップセミナー】振り返り　2025/7/19(土)開催

2025.07.25

開催概要

日時： 2025/7/19(土)　10：30～12：30
会場：熊本市現代美術館　会議研究室
内容：「売れない」にはワケがある　魅力を伝えるための消費者行動モデル実践!!
講師：宮﨑　滉（株式会社熊本マーケティング研究所）

Marketing Unique On!について

楽しく学んで、成長につなげるマーケティングコミュニティ。一緒に学ぶ仲間との出会いや、自己・事業成長につながるコンテンツを提供しています。
2025年度のワークショップセミナーについて
2025年度の年間テーマは『デジタルマーケティング』
近年注目を集め、需要が高まり続けているデジタルマーケティング。中でも今年はプロモーションの領域にフォーカスしてお伝えします。上半期はSNSマーケティング、下半期はWEBマーケティングについて基本理論から実践的な考え方まで、年間を通して学べるカリキュラムです。

当日の内容

1.消費者行動モデルについて
2.ワークショップ
商品が売れるには、その魅力を伝えることが不可欠です。消費者が購入に至るまでのプロセスを示し、それに沿った魅力の伝え方を座学とワークショップで解説！

消費者行動モデルとは

消費者が商品やサービスを購入(決定)するまでとその後の行動をプロセスにまとめたものです。消費者に購買行動を起こさせるためには、消費者の潜在的なニーズを掘り下げるとともに、商品やサービスを購入する際の心理状態や行動パターンを把握しなくてはなりません。
そんな消費者行動モデルの代表的なAIDAとAIDMAについて解説しました。

AIDMAモデル(1920年～)

1900年頃～使われるようになったAIDAモデルにMotive(動機)/Memory(記憶)を加えたプロセスモデルです。消費者が商品を購入するためには、まず注意を引きつけて、自社の商品やサービスについて知ってもらう必要があります。どれほど理想的な商品やサービスだったとしても、商品の存在を知ってもらわなければ購買に繋がることはありません。
次に、興味関心を持ってもらうことが重要です。認知してもらっても興味がなければ流されて終わりです。
興味を持ってもらった後は、欲求を促すステップに進みます。「これが欲しい！」「使ってみたい！」と思ってもらわなければ購買には繋がりません。「この商品・サービスを利用したら生活がどう変わるか」をイメージさせることで消費者の購買意欲を高める必要があります。
しかし、欲しいと思ったとしてもすぐに購買に結び付かないことは多くあります。商品の購入には検討する時間も必要です。そのために重要になるのは動機や記憶です。購買欲求が発生してからしばらくすると、徐々に欲求は薄れていきます。そのため、欲求を維持できるように商品やサービスの魅力を思い出すきっかけや、限定キャンペーンを取り入れるなどして今買わないと！という背中を押すきっかけとなる施策が重要となってきます。
最後は、行動です。上記のようなステップに適切な施策を取り込むことで、消費者の行動(購入)につなげます。

ワークショップ＆質疑応答

当日は参加者のオススメしたいものや他社はどんな施策を行っているのかなど、AIDMAのフレームワークを用いてワークショップを行いました。AIDMAに当てはめることでこの段階の施策が弱いのではないかなど気づくことができたと思います。

まとめ

消費者が商品やサービスを購入するまでにはいくつかの段階があり、認知したからといって購入に繋がるわけではありません。自社の商品やサービスに合った消費者の行動プロセスごとの適切な施策を考えることで、効果的な施策運用をしていくことができます。消費者行動モデルはビジネスの数、考える人、ターゲットの数によって無数に存在します。自社の顧客像を具体的に詳細になるべく正確に描き、自社にとって有効な消費者行動モデルを作る必要があります。そこで！自社の顧客像を具体的に設定するワークを次回行います！ぜひご参加ください。