
【第13回 創業支援スクール BluePrint】開催リポート
弊社では創業を考えている方や創業して間もない方に向けた経営の基礎が学べる「創業支援スクールBluePrint」を年に4回開催しております。2025年10月に第13回目となる「創業支援スクールBluePrint」を開催いたしました。
弊社の創業支援は全4日間になっており、
①事業計画書策定
②マーケティング講座
③個別相談
と大きく3つに分かれています。今回は10 月5日(土)6日(日)に開催した「事業計画書策定」セミナーをリポートします。
当スクールでは、
・経営の基礎を学ぶ
・融資を受けるための創業計画書と収支計画書を策定する
・同じ時期に創業する仲間と出会える
という3つのテーマをかかげています。
今回の「創業支援スクールBluePrint」では、20代~60代と幅広い年代の方が参加されていました。これから創業する方や、新たな事業にチャレンジしたい人、すでに創業して10年経っている方と経営への携わり方も異なっている人たちに参加して頂きました。業種、性別、年代と様々な人がいましたが、開始前から名刺交換や自社の紹介など積極的に交流されていたのが印象的でした。
スクール1日目午前 ミッション・ビジョン・バリュー
BluePrint創業支援スクールでは、週末の2日間を使って、経営の基礎知識と実践的な事業計画の作成に取り組みます。初日の前半は、事業の核となる「ミッション・ビジョン・バリュー」を明確にするワークからスタートしました。いきなり言葉に落とし込むのは難しいため、これまでの経験や大切にしている価値観、描きたい未来像を振り返りながら、丁寧に内省する時間を設けました。ワークシートを用いて、自身の中にある想いや考えを一つ一つ掘り起こしていきます。すでに理念を持っている参加者は原点に立ち返る機会としていただきました。
スクール1日目午後 SWOT分析
午後は、事業戦略の方向性を見出すために「SWOT分析」を実施。自社の強みや弱み、外部環境における機会と脅威を整理し、全体を俯瞰するワークに取り組みました。作業の進み具合は参加者ごとに異なりましたが、言語化を通して自社の現状を客観的に見つめ直す時間になりました。また、参加者同士で共有したり講師と意見交換を行ったりするなかで、新たな視点に気づく場面も多く見られました。
スクール2日目午前 収支計画書
2日目の前半は、数値を基にした事業計画作成に焦点を当てました。事業には想いや理念が欠かせませんが、継続していくためには「利益を生み出す仕組み」が必要です。まずは、毎月確保したい利益額を設定し、そこから必要な経費と売上を逆算する形で、収支モデルを確認しました。さらに、融資申請時に求められる月次収支計画書の考え方と、売上・経費の根拠を明確に示すためのポイントも解説しました。「自分のビジネスは本当に利益を残せるのか」を具体的に検討する時間となりました。
スクール2日目午後 集客計画
必要な売上額が明確になった後は、その売上を実現するために必要な顧客数を算出し、どのように顧客を獲得していくかを計画しました。集客には「顧客の心理を理解すること」と「時間・手間・費用といったリソース配分」が重要です。参加者には、自身のビジネスに合った現実的な集客手段を踏まえながら、ターゲット設定から具体的なアプローチ方法までを整理していただきました。


参加者の声
参加者からのリアルな声として
●創業を検討している方
・自分がなぜこの事業をやりたいのかを深く考えることができたし、創業に向けた準備ができて良かった。
・収支計画や集客計画などなんとなくは考えてたが見える化したことでより何が足りていないのかが明確になった。
・他の参加者の考えや背景を聞くことで、自分だけでは気づけなかった視点を得られたのが良かった。
・ただ知識を学ぶだけではなく、自分の事業に落とし込みながら進められたので、終わった後すぐに次の行動に移せる感覚があった。
●創業して10年以上の方
・創業を目指している人たちの熱量や真剣さに触れることで、自分自身も原点に立ち返ることができ、「もっと頑張ろう」と前向きな気持ちになれた。
・自分の事業を改めて言語化したことで、現在取り組んでいる方向性が間違っていないと確信を持つことができた。
・今までは勢いで進めてきた部分もあったが、一度立ち止まって考える時間を持てたことで、今後の事業展開をより明確に描けるようになった。


今回のスクールには、これから創業を目指す方から、すでに10年以上事業を続けている方まで、さまざまな立場の参加者が集まりました。置かれている状況や課題は違っていても、「より良くしたい」「前に進みたい」という想いは共通しており、その姿勢や視点の違いが相互に刺激となり、学び合いが生まれていたことが印象的です。参加者からは「周りの頑張る姿に刺激を受けた」といった声もありました。2日間を通して、創業前の方にはアイデアを“実行可能な計画”へと形にしていくきっかけを、すでに事業を営む方には、自社を見直し、目標から逆算した戦略を再構築する機会として活用いただけたのではないかと感じています。
創業支援スクールを受けるメリット
2日間のスクールに参加することで、金融機関でお金を借りる際に提出する書類もほぼほぼ完成させることができます。創業するにあたり、設備導入や仕入れなどの事業資金が必要となることも多く、金融機関から借り入れをする人にとっては、2日間で金融機関に提出しなければならない書類が出来上がるのも大きなメリットではないでしょうか。
「創業支援スクールBluePrint」は2023年6月に熊本市の『特定創業支援等事業』に認定されました。このスクールを受講された方は登録免許税の軽減措置、資金調達時の特例等の支援策が適用されるメリットがあります。また『特定創業支援等事業』の認可を受けた「創業支援スクール BluePrint」を受講することで、「小規模事業者持続化補助金」の創業枠に申し込みが可能となり、補助金を活用して事業を進めることができます。
※小規模事業者持続化補助金の「通常型」が最大50万円に対し、「創業型」は最大250万円の補助を受けることができます。(詳しくはこちらの記事をご覧ください。)
次回予告
次回の創業支援スクールは、以下の通りです。
【スクール内容】
1日目 2026年1月24日(土)・・・Misson・Vision・Value/SWOT分析
2日目 2026年1月25日(日)・・・収支計画・集客
参加特典① 2026年2月14日(土)・・・ワークショップセミナー
参加特典② 2026年1月17日(土)~2月17日(火)の期間内・・・個別無料相談(1回)
【開催場所】
1日目~2日目・・・くまもと森都心プラザ C会議室
【参加費用】
通常20,000円のところを、第14期生限定5,000円とお得になっています。
【お申し込み方法】
創業支援スクールBluePrintからお申し込みください。