通算6期目(法人4期目)がもうすぐ終わります
弊社は12月が決算月ですので、もうすぐ創業してから6期目、法人化してから4期目が終わろうとしています。今年も、経営計画発表会を開催しました。私を含めて社員8名の小さな会社ですので、各社が年末でお忙しい中に貴重なお時間を使っていただきまして、日頃からお世話になっているクライアントさま、パートナー企業さまにご参会いただきました。関係各社の方々にはこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
さて、経営計画発表会は通算3期目(法人1期目)から開催していて、今回で4回目の開催となります。前期まで創業以来5年連続で増収増益、社員数も8名まで増やしてきた弊社ですが、今期は初めての減収減益となりました。そのような苦しい状況の中でクライアントさまを含めた関係各社の前で発表をすることは勇気のいることでした。しかし、ご参会いただいた各社の方々はクライアントでもあり、パートナー企業でもありますが、それ以前に各社の代表とは同じ時代に経営をする経営者仲間であると考えています。(先輩経営者にはおこがましいですが、、、) ですので、この方たちなら受け止めていただけるはずだ、と思い例年通りの開催とさせていただきました。
今までの経営計画発表会について
当社では、2期目(個人事業2期目)に初めて経営ガイドラインの作成に着手しました。2期目に作っているので、実質は3期目の経営ガイドラインになりますね。当時は中小企業家同友会の「経営指針を創る会」に参加し、なんとかワンシートを作り上げたのを覚えています。今のようにMVVではなく「経営理念」と「10年ビジョン」で理念体系を整理していました。
その後、色々と経営について学ぶ中で、自社らしさとは?などを考えていく中で、マーケティング会社らしく、ドラッカーのMVVを採用したのが3期目(2022年:法人1期目)でした。つまり4期目(2023年:法人2期目)の計画から、MVVという形に理念体系を整理しなおしたということになります。そのタイミングで、社内だけではなく対外的にも発信してみよう!と思い、2022年の11月に初めての試みとなる「経営ガイドライン発表会」を開催しました。MVVを策定していき、経営戦略を描く中で、「あ、これは自社だけの力では到底無理なことをやろうとしている」と遅ればせながら気づいたので、顧問をしてくださっている税理士さん、社労士さん、メインバンク、主な協力会社さんをお呼びして、当時の社員も含めて10人くらいの規模で開催しました。
4期目(2023年:法人2期目)に開催した、第5期(2024年:法人3期目)に向けた経営ガイドライン発表会は、同じことをしていても成長しないなぁと思いまして、ちょっとハードルを上げてみました。前年同様、当社のパートナー企業に来ていただくこと+私が所属している熊本県中小企業家同友会や熊本イノベーションベース(KUIB)の経営者仲間/先輩経営者にも来ていただきました。クライアントとして取引をしていただいている会社もあってので、当社の経営ガイドラインを聞くことで「どうやって売上を上げようとしているのか」を知ることになります。これは穿った見方をすると「自社がどのようにして課金させられるように仕組まれているのか」を知ることにもなるわけですね。なので、ただのクライアントではなく「きっと当社のMVVに共感してくれているだろう」「共に成長しようという意識を持ってくれているだろう」という岡村の独断と偏見でクライアントさんをお呼びしました。インフルエンザがめちゃくちゃ流行っている時期でして、当社の社員を含めて5~6名が開催直前に欠席することになりました。
第5期(2024年:法人3期目)に開催した、今期(2025年:法人4期目)に向けた経営ガイドライン発表会は、これまでの5年を振り返り、これからの5年を展望してみました。中期(第10期:法人8期目:2029年まで)の中期経営計画を大幅に刷新し、前年同様に当社のパートナー企業、中小企業家同友会や熊本イノベーションベース(KUIB)の経営者仲間/先輩経営者に来ていただきました。昨年は社員を含めて全部で15人くらいの規模から、30人くらいの規模までスケールアップして開催しました。
今年の経営計画発表会
まず、今まではMVV(Mission/Vision/Value)や経営戦略、中期経営計画、単年度計画というように経営をしていくうえでのガイドライン(指針)をまとめたものを「経営ガイドライン」と呼んでいましたが、今年からは呼称を変えることにしました。経営指針、経営計画など様々な呼び方がある中で、当社ではあえて「経営ガイドライン」と呼んでいましたが、今期からはこれを「経営計画書」と呼ぶことにしました。
理由としては、MVVから始まる、いわゆる”売上を上げるための計画”だけではなく、「採用」「協育」「評価」に関する方針や、社員のライフラインや将来のビジョン、特性などを取りまとめたものも含めて、経営をしていく上で必要なものの総称として「経営ガイドライン」と呼ぶことにしました。今回の発表会では、時間の都合上「経営ガイドライン」のうち「経営計画書」の部分だけを発表しました。
まずは今まで5期の振り返りと、昨年の経営ガイドライン説明会で発表した中期計画と単年度計画の結果報告から行いました。出来ていること、出来なかったこと、そして今期の売上状況などを包み隠さずお話しさせていただきました。次に、MVV、中期計画、単年度計画、という流れで説明しました。MVVは昨年とほとんど変わらずですが、今期は創業して初めての減収減益となりましたので、中期経営計画を少しリスケしました。また例年通り、単年度計画のスローガンを私以外の社員で考えてもらっていますので、それについても共有をさせていただきました。

毎年恒例の「○期目ポーズ」は参加者のみなさまにご協力いただいて無事に完了です。

今期は業績が厳しい状態でしたので、懇親会では来期に向けた取り組みに関してのフィードバックを各社からいただく時間を取らせていただきました。毎年感じることですが、私は本当に良き”経営者仲間”に出会うことが出来たと思います。経営者の周りにいる人は経営環境そのものですし、B/Sには載らない無形資産です。クライアント・パートナー・先輩経営者などと、立場や関係性は違うかもしれませんが、よいご縁があった方々に支えられつつ、そしてこれからご縁のある方に支えられつつ、いつかは当社が支えられるようにしっかりと事業を成長させていきたいと思います。実は、今年は経営計画発表会の1週間前に社内でインフルエンザが流行ってしまい、このまま感染者が増えたら発表会の中止も、、、と一時は危ぶまれる時期もありましたが、何とか無事に開催できたことが何よりです。
