コラム

Column

身近なところにあった!マーケティングの仕掛け

やっと朝夕は涼しくなってきましたね。犬を飼っている私にとっては散歩が気持ちい季節になってきました。愛犬は”クン活”が忙しいのでなかなか前に進まないのですが(笑)私は推し活が忙しく、KMLに入社してこれって完全に推しの事務所のマーケティングにまんまと乗せられているなと気づくことが増えました。よく見渡してみると、コンビニの商品棚の並べ方やカフェのサービス、SNSのキャンペーン、そして推し活の仕組みまで、日常のあちこちにマーケティングの工夫が隠れています。難しい理論を学ぶことも大事ですが、身近な体験を通して「これが、マーケティングか」と気づく方がスッと入りやすいこともあります。そこで今回は、私が普段の生活や推し活の中で感じた「マーケティングの仕掛け」を4つ紹介したいと思います。

①レジ前の“衝動買い”はマーチャンダイジング
コンビニやスーパーでレジに並んでいるときに、気づいたらついついガムやチョコを手に取っていた。なんて経験ありませんか?実はあれただの偶然じゃなくて「マーチャンダイジング」という戦略なんです。レジ前は既に財布を出して「買うモード」に入っているタイミング。そこに小さなお菓子や飲み物を置いておくことで、ついでに買っておこうかなと思わせやすいんです。しかも、価格が安いものを置いているから決断のハードルも低く、衝動買いしやすい仕組みができています。

②季節限定ドリンクの“今だけ感”
私はよくスターバックスを利用するのですが、季節限定ドリンクは常にチェックしています。友だちとも、新作飲んだ?という話題に。これは単にドリンクを売っているのではなく、今の季節しか飲めないという希少性を打ち出し、さらにSNSで写真を共有したくなるようなストーリー性を仕掛けているのです。商品そのものではなく体験ごと買いたくなる仕組み。スタバの限定商品は、マーケティングにおける“希少性”と“体験価値”の両方をうまく活用した例だと感じます。

公式サイトより

③SNSのキャンペーンで“参加したくなる仕掛け”
犬を飼っているとよく見かけるのが「#うちの子フォト」みたいな投稿キャンペーン。写真をハッシュタグ付きで投稿すると、抽選でペットグッズが当たるというものです。これは企業にとっては単なるプレゼント企画ではなくUGC(ユーザー生成コンテンツ)を増やすマーケティング施策。飼い主としてはかわいいうちの子を見てもらいたい!という気持ちもあるからつい参加してしまうんですよね。実際、私も応募したことがあります🐶ただ応募するだけではなく、自分のペットをかわいく発信できる場として楽しめるのもポイント。企業は自然な形でSNS上の露出を増やせる仕組みになっています。
うちのかわいいかわいい愛犬です♡↓

 

④推し活に仕掛けられたマーケティング
私もしている推し活でもよくあるのが、シングルやアルバム、LIVE映像が発売されるとき、3パターン発売されるケース。それぞれ特典が違っていて、3つ全部買うとさらに特典映像が見られる!という仕組みです。ファンとしては全部集めたいという気持ちが働いて、気づいたら複数枚買ってしまうんですよね…(最近は自重しています)。これはマーケティングでいう“バンドル戦略”や“コレクター心理”の応用ですが、同時に「推しを応援したい!」という気持ちを行動につなげるファンマーケティングの仕掛けとも言えます。推し活をしていると、こうした仕掛けにまんまと乗せられているなぁと実感します(笑)

公式サイトより

さいごに
こうして振り返ると、コンビニやスーパーのレジ前のちょっとした陳列から、スタバの季節限定ドリンク、SNSのキャンペーン、そして推し活の特典商法まで、日常のあちこちにマーケティングの仕掛けが隠れています。「マーケティング」と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、実は身近な生活の中で自然に触れているんだなと気づきます。日常の中でこれってマーケティングだ!と気づける目を養っていきたいです。なにか自分の仕事にもヒントが得られるのではないかと思います。