今月の社内勉強会　「ドラッカー5つの質問（後編）」

2025.06.13

梅雨入りでしっかり雨が降り続ける熊本から、こんにちは。
2歳の娘が「あめあめ～～～！！」と楽しそうに水たまりに突進しております、竹中です。☂️
さて今日は、前編後編で行っておりました、KMLの社内勉強会の様子をシェアしたいと思います！

社内勉強会とは？

KMLでは、月に一度、全体ミーティングと同時に社内勉強会を開催しています。
内容は多岐にわたり、テーマについて掘り下げるワークや、課題図書の意見交換、ワークショップなどなど様々。
今回で45回目。法人化前から約4年、ほぼ毎月行ってきているようです。継続は力なり。

4月5月は、マーケティング会社ならではな内容

さて今月は、「ドラッカー5つの質問（後編）」。
「マネジメントの父」とも呼ばれる経営学者のドラッカーが残した、組織の本質を問う簡潔で深い“5つの質問”。

① われわれの使命は何か？
② われわれの顧客は誰か？
③ 顧客にとっての価値は何か？
④ われわれの成果は何か？
⑤ われわれの計画は何か？

これらを自社にあてはめるとどうなるか？という勉強会を行いました。

先月は前編として、「①われわれの使命は何か？」「②われわれの顧客は誰か？」について考えましたが、今月は後編として「③顧客にとっての価値は何か？」「④われわれの成果は何か？」を考えていきます。
ちなみに、5つの質問なのに4つしかしてなくない？と気付かれた方。さすがです。
「⑤われわれの計画は何か？」については、具体的で経営的な話になってくるため、一般社員を含めた勉強会としては今回はなしで4つ目までの質問にフォーカスしようという判断だそうです。内容が深すぎて時間が足りないのです。笑

先月は前編を行いましたので、ぜひこちらもご覧ください！　⇒　KMLの社内勉強会「ドラッカー5つの質問（前編）」

勉強会当日の様子

今月も、前月の勉強会後に内容を発表され、社員全員が約1ヵ月、それぞれ考え言語化をして準備をして、今回の勉強会がスタートです。
後編「③顧客にとっての価値は何か？」「④われわれの成果は何か？」について、それぞれ
・導入（イントロダクション）説明
・各自の回答を発表
・顧客にとっての価値／自社の成果について考える
を行いました。

導入では、考え方のヒントになることを伺います。そして、それぞれが考えてきた回答を発表し説明し、答え合わせではないですが考え方や捉え方の微調整をしていきます。
今回の勉強会の中で私が響いたことは、
・そもそも「価値」とは、表面的な商品のスペックやサービスそのものではなく、その先にあるもの。「価値」の本質は、顧客“が”商品やサービスを通して得られる「欲求の充足」。
例えばKMLでいくと、“マーケティングの伴走サポート”。これはサービスとして喜ばれてはいるが表層的なものであって価値ではない。ここで言う価値とは、顧客がこのサービスを受けることで“思考業務の外注・短縮”“経営の理解者・相談者”になったりして満足すること。顧客が何を求めるのか、本質を見る視点が必要。
・「成果」は計測できなければ成果が上がったか判断ができないため。数値化され可視化できる必要がある。
ただ、「売上」を成果とすると社員が売上のためだけに仕事をするようになり、「顧客」への視点が薄れてしまう。あくまで事業は顧客に良い変化があって初めて「成果が上がった」と言えるため何を成果とするかは大切。

(※KMLの提供しているサポートの一つ、Laboutについてはこちら）

前回もそうでしたが、それぞれの回答の中で、切り取り方や捉え方が異なっており、過不足ない回答は稀。回答を踏まえた上で、全体で「KMLが提供している価値」「KMLの成果」について考えて思考の修正や、より深く今後考えていけるように微調整していきました。

5月の勉強会を終えてみて

前回の前編で考えたこと得たことを元に、更に広く「KMLは何を提供することで社会に必要とされる会社であり続けるか」を考える機会になりました。自分の視野が開けたような、見えるようになったものがあるような、そんな感覚を抱いています。特に「価値」については頭をひねりました。確か去年やった時も理解不足で見当違いな回答したのはこの項目でした。主語がこの質問だけ違うのです。簡潔にまとめたい、ただ何かが違う、ヒントを読んでも違う気がする、どこをどうまとめたらちゃんと他の人に伝わるんだろう。言語化の難しさと共に頭を悩ませました。
さて、あなたの事業（あなたの勤める企業の事業）の、本質的な価値って何でしょう？
「これを一緒に考え、議論に向かい合える企業は成長意欲のある会社だと思う」と代表の岡村は話していました。
KMLもきっとまたこの勉強会はリピートしていくので、しっかりと自社に向き合っていきたいなと思いました。