コラム

Column

心に残るCM、PR動画の話。#1

皆さんこんにちは。

最近CMを見ることはありますか?

テレビ離れが多いと言われていますが、CMを見る機会も減っていっているのではないでしょうか?

YouTubeで広告を見る機会もありますが、「パーソナライズド広告」で人によって流れる広告も違うので、昔よりみんなと同じ広告を見るという事が減りましたね。

昔は友達とあのCM面白いねって話すこともありましたが、今はどうなんでしょうか?

私はデザインも好きですが、同じく映像作品も大好きです。

CMやPR動画は、短い時間の中で人の心を掴む素晴らしい映像作品だと思っております!

今回紹介したいのは、私が見てきた心に残る昔のCM、PR動画です。

知ってる!とか知らない!とか懐かしい!とか思いながら見てくれたら嬉しいです。

そして、動画なのでデザインというかクリエイティブですね!

 

H&I(エイチアンドアイ)公共広告 屋上の少女

これはH&Iという出版社のCMです。

人生を自ら終わらせようしている女の子に「人生の素敵な事は、だいたい最後のほうに起こる」というコピーと共に、命の大切さを訴えるCMですね。

人生最後まで諦めないと良いことが起こるっていう意味のコピーが、とても心に残りますね。

 

心に残るCMといえばACジャパンを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

この「黒い絵」も、とっても有名なCMなので知ってる人も多いはず。

なんとこのCMは、『アジア太平洋広告祭』でグランプリ、『カンヌ国際広告賞』で銀賞など、数々の国際的な広告賞に輝いているそうです!
“子どもの想像力”をテーマにしたCMで、最後に「子どもから想像力を奪わないでください」というメッセージが圧倒されます。

このCM、反響がすごくて「ごんぎつね」で有名な絵本作家・黒井健さんが、このCMの企画立案者である高崎卓馬さんを探し出し、絵本にしたいと申し出て絵本化したそうですよ!

 

『命を大切に』

このCMは、栗山千明さんの顔がドアップで表情の変化が映し出されており、とてもインパクトあって印象的でした。

ACのCMで多くを占めているのが命の大切さです。

「あなたが大切だ。」と、シンプルでストレートに訴求していますね。

本当はポポポーンのCMも心に残っているのですが、不安な気持ちを思い出す人もいると思うので控えさしてもらいました!

 

pepsi

 

ビッグアーティストの共演で日本公開前からすでに話題となっていた“ダイエットペプシツイスト”のCMです。

歌っているのは、スーパースターの「ブリトニー・スピアーズ」「ビヨンセ」「P!NK」という3人の歌姫による共演で、曲はQUEENの「ウィ・ウィル・ロック・ユー」!

豪華ですね。

 

『ペプシNEX ZERO 桃太郎』

おとぎ話の「桃太郎」をモチーフに、その物語をエピソード0から5まで描かれています。

桃太郎が現代風にカッコよくアレンジされていますね。鬼がおどろおどろしくて良い!

そしてこのCMのコピーである「自分より強いヤツを倒せ」が、私はとても好きです。

このCMの「自分より強いヤツ」とは一体何なのか。それはペプシのホームページ上で、同商品とコカコーラ・ゼロとの比較調査の結果が掲載されていました。

調査によると、ペプシ・ゼロの方を美味しいと感じる人の方が多かったようです。つまりこのCMは、コーラ市場においてペプシを上回っているコカコーラに挑み、勝利が見えてきた、「自分より強いヤツ」を倒せそうという考えが表現されているのではないでしょうか?
よってこのCMは、強大なパワーの鬼と、桃太郎や他の動物が強くなってきた過程を、ペプシの成長過程になぞらえていると考えられています。

このコピーは、「東京コピーライターズクラブ2015年度TCC賞グランプリ」を受賞しています。

弱い者や言いやすい相手に吠えるのは簡単ですが、かっこ悪い!!ペプシにならって自分よりいかつい相手に挑んでみるのはいかがでしょうか?

でも命は大切に。

 

資生堂

『High School Girl? メーク女子高生のヒミツ』

実はこのCMの曲を歌ってる「泉まくら」さんが好きで、そこからこのCMを知りました。

カメラに謎めいた視線を投げかける美しい女子高生たちが、実はその正体は“男子”校生だという秘密。とても面白い発想ですね。

このCMは、公開後約2カ月で800万回あまり再生されていて、フランス発の国際広告賞「Epica Awards」で審査員に絶賛されたそうです!

 

このPR動画は、2018年11月にオランダ・アムステルダムで開催された「エピカアワード2018」授賞式において、「ヘルス&ビューティー」部門、「ディレクション&シネマトグラフィー」部門の2部門にて金賞を受賞するとともに、全部門の金賞受賞作品の中から選ばれる「フィルム・グランプリ」を受賞。 

メイクアップは“勇気”に変わるという、「メイクの力」を男女という枠にとらわれない恋愛の形で表現した革新的なWEB動画として、2018年10月にYouTubeのみで公開し、1ヶ月で750万回超える再生回数を達成しています。

 

相鉄都心直通記念ムービー「100 YEARS TRAIN」

2019年に相鉄線とJR線の相互直通運転が始まることを記念し、二階堂ふみさんと染谷将太さんを主演に起用した相鉄都心直通記念ムービー。

100年の歴史を経て相鉄線が都心と直通することを記念して制作されたものです。

それぞれの時代を舞台に、100年の時を超えて紡ぎだされる男女の恋のストーリーを描いています。

また、ムービー内の音楽は「ばらの花」くるり、「ネイティブダンサー」サカナクションの二つの曲をマッシュアップした楽曲を起用しており、さらにこのマッシュアップ曲を、現在FLOWER FLOWERで活躍しているyuiさんとodolのミゾベリョウさんが歌っています。

このムービー、何回も見てしまうと声が上がるくらい、映像と音楽がマッチしていて引き込まれます。

この電車に乗ることはほぼ無いので思い入れは無いですが、ついつい何回も見てしまいます。

個人的に、スマホを落としていたら躊躇せずに声かけてほしいと思ってしまいました。

 

ビームス創業40周年を記念した新規プロジェクト「TOKYO CULTURE STORY」。その第一弾として、40年間の東京のカルチャーを、ファションと音楽という2つの視点から振り返るMV『TOKYO CULTURE STORY 今夜はブギー・バック(smooth rap)』を作成しました。

ビームス誕生から現在までの東京の40年を、ファッションと音楽から振り返る内容です!

モデルが身につけているファッションは、各年代を代表するスタイリスト陣が当時の貴重なコレクションの数々を掘り起こして時代性を表現しているそうです。衣装点数は、各年代合わせてなんと350点以上登場します。各時代の流行っていたファッションや音楽を振り変えれます。

50周年も楽しみですね!

 

大島智子 個展 パルコでもロイホでもラブホでもいいよ

実際の個展のポスター

引用元:PARCO ART

イラストレーター、映像作家大島智子さんの個展のテーマ曲に作られた映像です。

不思議な世界観なのですが、とても惹かれるものがあります。とくにこの映像に出てくる女の子がいろんな場所で倒れるシーンが好きでした。渋谷のPARCOでの個展だったので渋谷がよく写されていますね。個展に行けなかったので実際どんな感じだったのかとっても気になります・・・!

曲は、先ほど資生堂の『High School Girl? メーク女子高生のヒミツ』で紹介した泉まくらさんです。この映像も泉まくらさんから知り、大島智子さんも好きになりました。この動画に出てくる女の子が「やね」さんという方なのですが、熊本出身の方で、今は東京でアイドルやモデルさんをやられています!
この映像を見てすごく惹かれてしまい、東京に行ったときにライブに行ってこの動画の話をしました!本物もとっても素敵でした!

すごく個人的に好きな動画を紹介しました。

 

 

 

カロリーメイト受験生応援シリーズのCMはいっぱいありますが、これが心に残ったので紹介します。

新型コロナウイルスなど様々な影響を受け、⾒えないものと闘う中で、⼼を通わせ合う受験⽣と先⽣が描かれています。

私はコロナウイルスが流行った時はめちゃくちゃ大人だったので、学校に行ってる子達の気持ちがわかりませんでした。

でもこのCMを見たときに、もし学生だったらきっとこんな感じだったのかなーって想像できるCMでした。

このCMのコピーに使われた「⾒えないものと闘った⼀年は、⾒えないものに⽀えられた⼀年だと思う」は、

2021年度のTCC賞でグランプリをとったそうです!

 

 

みなさんいかがだってしょうか?

あのCM好きだった!知らなかった!生まれてない!この動画も最高ですよ!等、思ってくれたら嬉しいです。

「心に残るCM、PR動画の話。」は#2に続きます!

 

 

最後にこれを紹介するか迷ったのですが、私には忘れられないCMがあります。

私が小学生時代、まだ土曜日に午前中授業があった頃の話です。学校から家に帰ってお昼ご飯を食べるときに必ず流れてきたCM。

あれは幻だったのかと思うくらい探しても探しても見つかりません。

「このCM覚えてる?」と聞いても知らない人が多くて、朧げな記憶の中、やっと見つけたのがこの映像しかなかった。知ってる人がいたら教えてほしいです。

「暗いと不平を言うよりも、すすんで明かりをつけましょう」この言葉だけ脳にこびり付いています。

いったいなんのCMだったのでしょう。

このハムスターは無関係です。